makicoo thinks

世の中に対して思うことはここに。

「憂鬱でなければ仕事じゃない」を読んでのマキ

ここ最近食べたもので一番美味しかったPARLAのクレープ。

f:id:makicoo:20150824005137j:plain

1,300円という法外な値段なものの、私的には払う価値がある一品。ほんとまた食べたい。じゅるる。

tabelog.com

 

 で、「憂鬱でなければ仕事じゃない」という本を読んで思ったこと。正直頭を3発くらい殴られた気持ちになった。見城さんの仕事に対する真摯な姿勢と比べて、私はいったいなんなんだという事を痛感させられたからだ。五木寛之さんに携わりたくて、何年もの間、ありとあらゆる五木さんの著作やインタビュー記事が出ると本人に感想を送ったり、石原慎太郎さんと仕事をしたくて、石原さんの著作を暗記したり。そういったエピソードが湯水のように語られている。とにかくこの見城さんという人は、「やる」と決めたらとことんやる人なのだ。その仕事に対する熱い姿勢を文字を通して感じれば感じるほど、自分はこの人の1000分の1も努力していないなという気分にさせられる。

 

そして一番印象に残ったのが「ふもとの太った豚になるな、頂上で凍え死ぬ豹になれ」というフレーズ。守りに入るという事はビジネスにおいては死に値するという話の中で語られた一節で、転職するかどうかを悩んでいた私には、啓示のように思えた言葉である。

 

今いる会社はもうじき丸6年いる事になる。誰もが知っている会社で給与も申し分なく、人間関係も良好だ。一方今転職を考えている会社はどベンチャーな上に、年収も数十万円ダウン。福利厚生もほぼないに等しかったりする。それでもその会社にひかれているのは、外資で英語を使って働く経験がしたい事と、在宅での業務も許容されている事。リモートワークという新しい働き方を、身をもって経験できるというのが、今の私にはとても魅力的なのだ。

 

 もちろんベンチャーかつ日本でのビジネスが上手くいかなかったら撤退するだろうし、失業のリスクがある。また日本法人は数名という規模感のため、気が合わない人が1名でもいると、しんどいだろう。掲示されているポジションはザ・日本企業と本国の間に挟まれる立ち位置なのでストレスもありそう。懸念をあげたらきりがない。

 

それでも今日この「憂鬱でなければ仕事じゃない」を読んでいく中で、やっぱり挑戦したいなという気持ちが固まった。安定した今の会社の今のポジションを捨てるリスクを負う事で、次の仕事に真摯に取り組むこともできるし、また「働く」という事に対して覚悟が決められると思う。そしてそんな生き方が私にはあっているように思う。

 

思えば某有名大学を中退したり、そこそこ幸せだった結婚生活に終止符を打ったり、私はつくづく「平穏」では満足できない人間なんだなと実感。そしてその割に見城さんのように真摯に生きてきた訳でもないのが、これから私が克服していかなくてはいけない課題なのだと思う。

 

この「憂鬱でなければ仕事じゃない」を繰り返し読み、反芻する事で、少しでも見城さんに近づいていきたいと思うのだった。

 

 

憂鬱でなければ、仕事じゃない

憂鬱でなければ、仕事じゃない