makicoo thinks

世の中に対して思うことはここに。

セックスで壊れた人間関係のマキ。

この記事を読んでフラッシュバックした「痛い経験」がある。

togetter.com

もうだいぶ前のことだし、今なら相手と笑って話せる気もするので書いておく。

 

学生時代、いい感じの関係になっていた♂の人がいた。そこそこ長い付き合いで、共通の知人も多く、「あいつら、いつか付き合うんじゃね」な空気感。で、とうとう「さあやるか」なムードに盛り上がったものの、キスをしながら嫌な予感がした。胸を揉んでもらっているのだが、今までとは何だか違う感。集中しようと思った。が、痛い。精神的ではなく、物理的な痛み。胸を揉む握力が強すぎる。

 

痛みは行為が進むにつれ、ひどくなった。どう考えても力の加減がおかしいのだ。濡れるには濡れているのだけれど、湿り気のスピードが高速な手の動きについていけてない。ロマンチックだった「好きな人との一線を越える瞬間」はもはや拷問となり、とうとう我慢の限界に達した私は思わず相手の手を振り払った。その後薄っぺらい会話を少し交わして、とりあえず寝ることにして、次の日、ものすごく気まずく彼と別れた。私はすかさず彼の番号を着拒し、そして彼との共通の知人との縁もたち、とにかく彼に纏わることを忘れようとした。あんなに好きだったのに、少しづつ仲良くなってきて、ようやくその日を迎えたのに。ただ、とにかく、痛かった。ちなみに痛みは数日続き、痛むたびに彼のことが嫌いになった。

 

もう少し思いやりのある態度をすればよかったなと今なら思う。「もう少し力を抜いて欲しい」とちゃんと言うべきだったし、着拒にするまでする必要はなかった。ただ当時の私にとって彼とのセックス(いれてはないが)はかなりの恐怖体験。女性が男性のアソコを爪をたてながら上下に振る感じを想像して欲しい。イメージとしてはそれ。しかもそれが高速で、何度もくる。

 

企画モノのAVが何故何もかもを高速でしてるかというと、そうしないと観ている側に伝わりづらいからだと思う。ただゆっくり指を、腰を動かしているのに、♀がどんどん盛り上がってきても、それだと上手く伝わらない。なのでどんどん加速する。それにあわせて♀があんあんと声をあげる。映像としてはしっくりくるけど、現実はたいていそうじゃない。その証拠に盗撮されたと思われる他人のセックスというのはずいぶんもっさりしている。見ている方としては至極つまらない。ただ本当は、指も腰も、もっさりしてるくらいがちょうどいい。 

 

 

特に初めての人とコトに及ぶ際は、壊れものを取り扱うような心持ちで♀の体を扱ってほしい。そもそも♀は好きな人に抱かれるだけで幸せになる生き物なのだ。テクニックがあるとしたら、それはいかにこの瞬間がたまらないかを言葉や態度で示してくれること。それだけでたいていの♀は、とてもハッピーな時間を過ごすことができる。