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Amazon Dash ボタン感想&昔思い描いていたユビキタスという未来のマキ。

注文していたAmazonDashボタンが今日届いた。

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届いてからの手順は下記のとおり。

0.「Amazonショッピングアプリ」をインストール
1. [メニュー]-[アカウントサービス]-[Dash端末]-[新しい端末をセットアップ]をタップ
2.[Dash Buttonのセットアップ]ページで[同意して開始]ボタンをタップ
3.[Dash Button]本体を長押し
4.接続するWi-FiネットワークのSSIDとパスワードを入力
 (スマホが既にWi-Fiに繋いであればSSID名は自動入力)
5.接続完了したら、[DASHボタン]と関連させる商品をアプリから選択
 (私は「アリエール」のDASHボタンを買ってみたんだけど、洗剤の種類/大きさなど9種類くらいから選ぶ)

設定自体はやや癖があるけど、PCでスマホのバックアップとれる人なら問題ないくらい。

さっそく使ってみたところ、ボタンを押すとスマホに通知がくるので、万が一間違えて押しちゃったとしても、全く気づかずに買っていたということはなさそう。
そして思っていた以上にただ押すだけで注文できるというのは地味に便利で、もう洗濯洗剤はAmazonから以外買わないのだと思う。このデバイス、やっぱり未来を感じる。そしてそれは昔、私が思い描いていた「未来」とは違っていて苦笑する。

 

2000年から2002年にかけて、私は「ユビキタス」という言葉と縁があった。その頃働いていたIT教育系の出版会社で手がけていた教材に「IPv6」に関する章があり、またその後コールセンターの仕事をすることになるんだけど、そこでも扱っている商品に「IPv6」があった。あの頃、「IPv6」といえば「ユビキタス」というくらい、セットで語られることが多かった。

あの頃言われていた「ユビキタス」とは、「全ての機器がインターネットに繋がっている社会」という意味だった。たとえば冷蔵庫やTV、掃除機といったものは全てインターネット対応されているものに置き換わるし、そしてその際に各端末にIPアドレスを振る必要があるから、IPv6アドレスへの移行が必要だ、とかそんな論調だったように思う。たとえば冷蔵庫のそばでレシピを調べたり、注文をしたり、そんな時にPCで何か作業するというのは効率が悪いから、冷蔵庫でレシピがみられるようにとか、商品の注文が出来るようになるとか、とにかくそんなイメージだったのだ。

インターネット対応冷蔵庫のユーザサポートとかすごくやだな、冷蔵庫にping通らないとか、そんなサポートすごくやだなというのが、当時私がいたコールセンターで時折話題にあがる「未来のユーザーサポート」だった。

 

2016年の今、Wi-Fi対応している電気製品は当時より増えてはいるけど、機能はとてもシンプルで、当時思い描かれていたユビキタスぽいことは、ほぼ全て、スマホがインターフェースになっている。冷蔵庫の前でのレシピ検索やちょっとした買い物の注文、音楽や映画のストリーミング、鍵の開閉、エアコンのスイッチON/OFF、TVの録画。みんなスマホが持っていった。AmazonDashボタンですら、スマホがないと、使えない。

 

たかが16年後のことであるのに、誰ひとり、こんな未来を想像していなかった。スマホというデバイスがこんなに色々なことを可能にするなんて、その端末ひとつで、当時考えられていたユビキタスのほとんどを実現するなんて、誰1人予測はしてなくて。そう考えると未来のことなんて、本当によく分からない、そう思う。

 

今から16年後の2032年はどんな世の中になっているんだろう。「車」なんて概念はなくなっていて、AIが発達していて、がんはもう簡単に治る病気になっていて、そして飛行機より高速の移動手段が思いがけない方向で実現したりして。

まだ知らない未来があるってすごくわくわくする。そんなことを感じる時、私は生きているって楽しいなと思うのだった。

アリエール Dash Button

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サントリー天然水 Dash Button

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エリエール Dash Button

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