makicoo thinks

世の中に対して思うことはここに。

友達の作り方があるのだとしたらのマキ。

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今日は前職の同僚♀とランチ。彼女と会うのはすごく久しぶり。彼女がいた部署が今後別会社として独立する話や、メディアを賑わせている事件のこと、またお互いプライベートでも色々あったりなんだりして、60分のランチだと物足りないくらい、話が尽きなかった。次は年が明けたら美味しいものを食べつつ、美術館にでもいこうという話をして解散。デトロイト美術館展にでも行こうと思う。

 

で、家に帰ってこのエントリをみた。

shimobayashi.hatenablog.com

 

「友達が出来ない」と言っている方の多くは、言葉の定義の問題で、もしかしたら「友達」の閾値が高いのかもしれない。適度に賢くて、共通の趣味があって、自分が遊びたいと思ったタイミングで時間を空けてくれて、日常のアレコレを気軽にLINEできるような人を求めてるのだとすると、それは「友達」というよりは「彼/彼女」に近い。

 

もちろん同姓ともそのような関係を築くことは可能だ。ただ、会った瞬間に一瞬で恋に落ちることなんてほとんどないように、会った瞬間に一瞬で仲良くなる相手なんてほとんどいない。出会えるのは「職場が一緒」「専門が一緒」「趣味が一緒」と何らかの共通点がある相手でしかなく、そこから「友達」になるには時間がかかる。

 

で、友達の作り方があるとしたら、まずは「共通点しかない相手」のために時間をとることだと思う。

飲みに誘われたら行く、イベントに誘われたら行く。話題を振られたら、何らかのリアクションはする。たとえ気になる点(実はあんまり興味がない/大人数の飲み会は苦手)があっても、それは未来の友達作りのためと割り切って時間を割く。

次にその相手の興味に、自分も興味を持てるか試してみる。「アニメ」という共通項があったとして、相手の言う「マイベストアニメ」がイマイチピンと来なければ再視聴する。またはそのアニメが好きな人のレビューなどをみて、どんな所が魅力なのかを改めて考えてみる。

そんな風に「共通点しかない相手」に時間を割いているうちに、他の人といるよりは自分も心なしか打ち解けて、そして相手も同じように思ってくれることが増える。そして気がつくと出会った時よりもずっと仲良くなっていて、前よりは気軽に連絡をとったり「飲もう」と声をかけられるようになったりしていく。

 

 自分に都合のよいタイミングで相手の時間をアテにするということは、相手の都合にあわせて自分の時間も時には差し出すということだ。そして自分の時間の使い方にシビアだと、友達作りが難しいように思っている。

 

 先にあった前職の同僚は「友達」と言える存在だ。困った時にお互いに相談に乗ったりするし、休日に予定をあわせてお出かけしたりもする。ちょっとしたイベントなどで空きがあったら誘うだろう。ただそんな関係になるまでには、けっこうな時間がかかってる。何度もランチして、飲みにも行って、色々な話をして。そしてお互い少しづつ特別な存在になって、今に至る。いい友人になるって手間がかかるものなのだ。

 

逆に言うと「手間」さえかければ、目の前の「ただの人」は、いつもかけがえのない友達になる可能性を秘めている。