makicoo thinks

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クンバ・ド・ファラフェル/トランプ大統領は本当に誕生するのか、のマキ。

今日は中学校時代の先輩とイスラエル料理なランチを。

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ファラフェルやフムスという豆のペーストの他、約20種類の野菜が入っているピタサンド。基本いつもお肉ばっかり食べているので、こういうビーガン(魚・肉・卵・乳製品なし)なメニューは久しぶり。もの珍しさだけで食べてみたけど、予想外にすごく美味しくて、また行きたいなと思った。最寄は京王井の頭線の神泉駅、といっても、山手通りを横断しないとたどり着かない、なんともいえない不便な場所。だけど外国人が多くて満席で、ものすごく賑わっていた。日本食はヘルシーと言われるけど、ビーガンな人が安心して食べられるメニューってそれほどない。和食はかつおぶしで「だし」をとっていたら全部アウト。だからこういう100%ビーガンなものしか出ないお店は特にビーガン人口が多い外国の人にとっては貴重なのだと思う。

 

私自身はお肉が大好きだし、ビーガンになろうと思ったことは一度もないけど、ただビーガンな人も、東京を楽しめるよう、こういうお店が増えていくとよい。

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そしてトランプ大統領が誕生するはずの日が近づいてきた。

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ただ本当に誕生するのかな、と今少し不安に思っている。それは著名人が未だに「反トランプ」を公言することを厭わないのと、ここにきて大きなスキャンダルが出てきたからだ。

ロシアがトランプ氏の「問題情報握る」と報道 トランプ氏「魔女狩りだ」 - BBCニュース

ロシアがヒラリー・クリントン大統領誕生を阻止するために、彼女のスキャンダルをばらまいたのは、アメリカの諜報機関によって明らかになっていて、その事実はトランプも認めてる。今問題になっているのは、選挙中、トランプがロシアとそもそも親密な関係にあったこと、更にトランプ自身のスキャンダルもロシア当局につかまれている、ということ。だから、ロシアに便宜をはかってもらい、更にスキャンダルも握られ、つまりロシアの意向には逆らえないアメリカ大統領になるのではないか、ということをアメリカのマスコミが大々的に報じ始めている。

 

もしこれが「クロ」ということになったら、弾劾プロセスに進むんじゃないか、を危惧していて。

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そしてこれが着任早々「罷免」ということになったら、本来はペンス副大統領が大統領に昇格、ということになるものの、大統領選挙をやり直そう、そんなうねりがくるんじゃないかというのが、私が今ぼんやりと思っていることだ。

 

私がその流れの何を危惧しているかというと、それは今までの「民主主義」ではないからだ。今まで「民主主義」というのは法律で予め定められた選挙をベースに、選挙で決まった結果、若しくは選挙で決まった議員達の決めたことを尊重するという流れのもとに、営まれてきた。その「選挙」の結果に納得できない人達が声をあげ、選挙で決まった事実を大きく翻すのが「革命」だ。そして気に入らない選挙の結果は「革命」をもって翻すという前例が出来てしまうと、今後何を決めるにしても収集がつかなくなるんじゃないかということを、私はうっすら不安に思っている。国民全員が納得できるような政策なんてない。だからこれまでの欧米諸国は「投票」という行為で国民が意思を直接、または間接的に意思決定者に委ね、決められた任期の間はそれでよしとしてきた。ただ既に今、アメリカの少なくない人たちが「トランプを認めない」を公言しているし、今回のスキャンダルを絶好の機会とばかりに利用したい流れがある。

 

もちろん1960年代の公民権運動だったり、法律で決まったことを民衆の行動によって翻してきた例は少なからずある。ただ今回ちょっと毛色が違うのが、それが「トランプが嫌だ」だからだろう。有色人種に権利を、とか自由貿易反対、とかではなく、今の指導者が気に入らないという民衆のうねり。これは数年前に起こって中東の大混乱の原因になった「アラブの春」の流れと近しくないか。

 

大きな時代の転換点に来ているような気がする。私が生まれてからずっと慣れ親しんできた民主主義が、今ずいぶんグラグラと揺らいでいる。BREXITしかり、トランプ大統領しかり、果たして多数決が正しいのか、ということが大きな論争となるような出来事が、去年立て続けに起こった。そして残念ながら、これは「混乱」の幕開けでしかない予感がする。少なくとも、短期的には。