makicoo thinks

世の中に対して思うことはここに。

ラーメンの虜のマキ。

今日は札幌へ日帰り出張。札幌の楽しみといえばラーメンだ。ミーティングの時間より大幅に早い便にのったのは、美味しいラーメンを食べるため。今日は話題のこちらのお店に行ってみた。

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ミーティング前ということもあり、行者ニンニクたっぷりの一番人気「元気の出るみそラーメン」は泣く泣く見送り、無難な「味噌ラーメン」を。

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米麹の風味が鮮烈で「発酵してる(悪い意味で)」というのが一口目の印象。が、食べ進めるうちに発酵感が薄れてきて、その味が何ともたまらないのだ。口が慣れたからなのか、空気に触れてマイルドになるからなのか。いずれにせよ、今回出会った生まれて初めてともいえる風味に魅せられて、気がついたらほぼスープを飲み干し、ご満悦。以前にも書いたけど、アラフォーともなると「初めて」に出会うケースは少なくなる。なのでこんな思いがけない形で「初めて」に出会うと、たまらなく嬉しい。

 

ラーメンが面白いのは、「ラーメン」といっても店によってその味の差が激しいことだろう。今日食べたラーメンもジャンル的には「味噌」ではあるものの、今まで食べてきたものとはかなり大きく違っている。麺の種類も、デフォルトのトッピングも、店によって違うのはいわずもがな。つまり「ラーメン」とひとくくりにするには、組み合わせが多すぎる。

 

そのため食べログの評価もラーメンだけはあてにならず、レビューを読んでもイマイチよく分からない。お気に入りの店に限って点数が低かったり、悪口書きたくなるくらい口にあわなかったラーメンが高評価だったりする。つまり自分が美味しいと思ったラーメンにいきつくには実際に行ってみる以外になく、ただ本当にピンと来るラーメンに出会ってしまうと、ついついそこをヘビロテしてしまい、新たな店の開拓のモチベーションが薄くなるのが困ったところ。ここ数年職場も家も渋谷近辺な私は、基本下記3店を往復する毎日だ。(さすがに毎日食べてないけど)

真武咲弥

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近くに行くと食後であっても食べたくなり、その思いを数日間引きずった後に必ず訪れる魔性の店。麺を半分にするとトッピングをつけてくれるので、いつも「辛味噌ラーメン」を味玉つけて麺半分でいただく。腰の強いちぢれ麺で、味噌の風味はとても濃厚でパンチが効いている。辛さの追加ができるので「大辛」にしてるけど、かなり辛い。そしてとにかく美味しい。

 吉虎

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通っているエステやらヨガやらから徒歩2分ほどの場所にあり、私が渋谷で用事をすまそうとするたびに脳裏に浮かび、他の店を開拓せねばと必死で抗っても、いつの間にか吸い込まれる店。「鶏白湯つけめん」が超おススメで、鳥の骨肉を煮出しまくって真っ白になった濃厚鶏スープは、魚介の出汁も重ねた至福の味。同じ系列で渋谷には「たけいち」や「大臣」もあるけれど、私にとっては利便性が殺人的によいこちらがすっかりごひいきに。

やすべえ

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前々職での仲良しさんと一時期週3で通ってた思い出の味。同じ渋谷といえど私の生活エリアからはやや外れているので、行くのはとても面倒。が、やすべえはやすべえでしか味わえない味がある。お気に入りの「辛味味噌つけ麺」は味噌感は薄く、何を食べているのか正直分からない。お店の解説を読む限り魚介系のだしっぽいのだけど、その風味も感じず、食べるたびにいつも思うのは「やすべえ」を食べたということ。なお渋谷店はとにかく威勢のよい店員さんがいて、そのノリもけっこう好き。

 

渋谷のラーメン屋はほぼ制覇したものの、結局ヘビロテしているのはこの3店。喜楽、はやし、凪、穀雨といった渋谷の有名処に行くこともあるけど、それは一緒にいく誰かが食べたいから。ひとりでふらふらとすいこまれていくラーメンといったら私にとってはこの3店。 

 

今回久しぶりに札幌で初めての味に出会い、未知の店にもまだまだ可能性があるなと思ったものの、既に定期的に摂取しないと禁断症状が出るラーメン店が3つもあるなか、ラーメン食べながらも痩せてたい私にとっては、非常に悩ましい問題だ。未知なる味、興味ある。いや、だけど、太りたくはないのだ、心から。

  

1,000円足らずで手に入る至上の食事。日本人に生まれて、そして日本に住めて心からよかったなと思う。